地域に根差した病院

管理者・院長挨拶

 平成30年を振り返ってみますと、新公立病院改革プランに従い、7月に許可病床数を199床に削減いたしました。これにより在宅療養支援病院の施設基準を11月に取得し、地域密着型の、地域に根ざした病院としての歩みを更に進めることとなりました。しかし、平成29年度の決算において予算より赤字額が多くなったため資金不足比率が20%を超え、総務省より個別外部監査を受けた後に経営健全化計画の提出を、と求められました。大町病院の経営危機が大町市議会でも問題となり、マスコミ等の報道もあり皆さんに大変ご心配をおかけいたしました。11月に大町、白馬で開いた地域懇談会では厳しいご意見を覚悟しておりましたが、大町病院を激励して下さるご意見をたくさんいただき、職員一同この苦境を乗り越えようと意を強くしております。幸い平成30年の上半期の医業収益は前年に比べ1億円近い増収となる一方、経費削減のため平成30年12月より、職員の給料賞与を3年余にわたり削減することといたしました。今後3年以内には資金不足比率を20%以下に抑え、収支の黒字化を目指すつもりでおります。

 新公立病院改革ガイドラインでは病院の役割の明確化、経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しの4つを柱として病院の改革を行うよう促されております。高齢化と人口減少を見据えたうえで、地域から求められているニーズに応え、さらに経営を安定させるためには、乗り越えなければならないハードルは高いですが、これからも地域に密着した病院を目指し、医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの一翼を担えるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

平成31年1月
病院事業管理者兼院長 井上 善博