- 病院指標
- 医療の質指標
- 当院を令和4年4月1日~令和5年3月31日までに退院した患者さんを集計対象としています。
- 集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延患者数として数えます。
- 集計対象が10件未満のものは、非表示[-(ハイフン)]となっています。
- 手術の集計においては、特定の手術を受けた患者さんは集計に含みません。
- 以下の条件は集計対象外となっています。
A) 自費診療・労災・自賠等の医科保険以外の保険を使用した患者さん。
B) 入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児
C) 臓器移植(『厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部を 改正する件(平成28年厚生労働省告示第88号)』に規定) - 2023/9/29 令和4年度年度病院指標を掲載
令和4年度 市立大町総合病院 病院指標
診断群分類とは
入院における患者さんの病名と行われた医療行為等の組み合わせにより、様々な状態の患者を分類するものです。
集計対象
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 58 | 28 | 27 | 43 | 101 | 148 | 237 | 579 | 793 | 473 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症-手術なし | 83 | 23.11 | 13.61 | 3.61% | 84.23 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし | 73 | 28.21 | 21.11 | 2.74% | 85.14 | |
050130xx9900xx | 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし | 69 | 21.54 | 17.54 | 1.45% | 87.28 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 45 | 2.02 | 2.64 | 0.00% | 67.60 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし | 24 | 7.46 | 7.63 | 0.00% | 74.58 |
「尿路感染症」や「誤嚥性肺炎」「心不全」を多く受け入れています。いずれにおいても、高齢者に多い疾患です。平均在院日数が全国に比べて長いのは、高齢者の割合が高いこともあり、数多い基礎疾患を持ち合わせて重症化する場合や、退院後の調整に時間がかかる傾向にあります。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040100xxxxx00x | 喘息-処置2:なし-副病:なし | 14 | 4.64 | 6.05 | 0.00% | 3.64 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎-処置2:なし-副病:なし | - | - | 5.70 | - | - | |
010230xx99x00x | てんかん-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし | - | - | 7.33 | - | - | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | - | - | 5.89 | - | - | |
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー-手術なし-処置1:あり | - | - | 2.09 | - | - |
令和4年度小児科での入院患者の多くが、小児喘息の患者でした。
集計件数(患者数)が10件未満のものは、非表示となっています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 21 | 2.33 | 2.64 | 0.00% | 74.86 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 21 | 7.05 | 4.59 | 0.00% | 73.76 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし | 18 | 18.17 | 9.00 | 0.00% | 76.72 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 13 | 8.31 | 5.32 | 0.00% | 41.00 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし | 11 | 19.64 | 9.99 | 0.00% | 69.82 |
当院の外科は、主に消化器系の疾患を扱っています。
ヘルニアとは、体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態を指します。その中でも多い鼠経ヘルニア(脱腸)の患者を多く治療しました。
高齢の方が多いため在院日数は全国平均よりも長くなっています。
また、週に1回の乳腺外科専門外来を設け、乳がんの早期診断と治療も行っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 | 26 | 51.39 | 26.42 | 3.85% | 82.00 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし | 14 | 39.21 | 20.09 | 0.00% | 82.14 | |
160660xxxx000x | 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし | - | - | 9.02 | - | - | |
160800xx99xxxx | 股関節・大腿近位の骨折-手術なし | - | - | 14.51 | - | - | |
160820xx99xxxx | 膝関節周辺の骨折・脱臼-手術なし | - | - | 18.57 | - | - |
整形外科では、転倒、転落による骨折や、関節痛を訴え受診される方が多く見られます。
入院後は早期からリハビリテーションを行い、在宅復帰に向けた日常生活動作の維持や改善を図っています。
高齢の方が多いため在院日数は全国平均よりも長くなっています。
なお、基礎疾患を持つ患者がその治療や管理を必要とする場合、手術後に内科へ転科する例があるため、整形外科入院した患者の一部が内科症例として集計されています。
集計件数(患者数)が10件未満のものは、非表示となっています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸-手術なし-処置1:あり | 32 | 2.97 | 2.03 | 0.00% | 61.72 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 21 | 28.10 | 15.97 | 4.76% | 74.57 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし | 18 | 15.89 | 10.14 | 5.56% | 83.39 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし | 16 | 7.69 | 8.54 | 6.25% | 68.63 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし | 12 | 70.83 | 19.58 | 8.33% | 73.33 |
当院では、睡眠時無呼吸の診断、治療に力を入れており、脳神経外科や内科で検査をおこなっています。
頭部外傷による慢性硬膜下血腫等の入院患者さんの受け入れも多く、穿孔洗浄術や血腫除去術を実施しております。高齢者が多く入院されるため全国平均よりも長い入院期間となっております。
また、脳梗塞や脳出血による入院も多く、必要に応じて大学病院等の高次機能病院やリハビリテーション病院等と連携し診療を行っています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 | 46 | 2.00 | 2.63 | 0.00% | 76.80 |
眼科では白内障手術を目的とする患者さんが入院しています。
当院では、両眼の同日手術は行っておらず、片眼ずつの手術となるため患者数が多くなっています。
集計件数(患者数)が10件未満のものは、非表示となっています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり | 41 | 2.07 | 2.45 | 0.00% | 71.71 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし | 40 | 6.18 | 6.85 | 0.00% | 76.68 | |
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-副病:なし | 22 | 5.96 | 5.29 | 0.00% | 68.95 | |
11013xxx04xxxx | 下部尿路疾患-膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 | 10 | 3.50 | 5.16 | 0.00% | 75.20 | |
110070xx02xxxx | 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 | - | - | 6.89 | - | - |
前立腺の悪性腫瘍を検査する場合や、膀胱の悪性腫瘍の治療、尿路結石の治療の目的入院の患者さんが多くを占めています。手術を行う患者さんは、クリニカルパスの適用により、全国の平均在院日数以下の在院日数での退院となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 |
大腸癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 46 | 2 | 9 |
乳癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14 | 1 | 8 |
肺癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 10 | 1 | 8 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では消化器内科、呼吸器内科、消化器外科の専門医がおり、胃癌、大腸癌においては、内視鏡手術、腹腔鏡手術をはじめとして術前術後の抗がん剤治療、肺癌においては早期診断など患者さんの状態に合わせた治療を行っています。乳癌についても、週に1回の専門外来を設け、早期診断と治療の対応が可能となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 28 | 17.04 | 87.11 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人が発症した肺炎のことです。症状や年齢により重症度を区分しています。令和3年度と比較して、令和4年度は中等症の患者さんのほかに、重症患者も多く入院されました。年齢が高くなるほど重症化のリスクは高くなる傾向にあります。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 93 | 33.45 | 80.42 | 4.04% |
その他 | 6 | 35.00 | 76.67 | 0.00% |
2次医療圏内唯一の脳神経外科であり、高齢化率の高い地域のため、発症直後の患者さんが多く搬送されます。
また、必要に応じ大学病院等の高次機能病院等と連携して診療を行っており、急性期終了後のリハビリテーションの実施などの回復期医療が必要な患者さんが入院されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 49 | 1.55 | 1.74 | 0.00% | 68.31 | |
K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | 39 | 0.28 | 3.90 | 0.00% | 78.54 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 21 | 3.86 | 13.38 | 0.00% | 85.52 | |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 12 | 4.00 | 8.25 | 0.00% | 76.92 | |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) etc. | - | - | - | - | - |
内視鏡による大腸ポリープ切除術が最も多くなっています。また、胆道の通行障害になっている胆管結石や狭窄に対して、内視鏡によって治療する手術も多く行われています。
高齢者の患者さんは、数多い基礎疾患を持ち合わせているため、整形外科にて骨折手術を行い、骨折の治療が落ち着いた後、内科に転科し手術後の基礎疾患の経過をみたり、退院後の生活の支援の調整をおこなっています。
集計件数(患者数)が10件未満のものは、非表示となっています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 19 | 0.16 | 1.21 | 0.00% | 75.84 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 13 | 1.85 | 9.08 | 0.00% | 67.46 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 12 | 1.50 | 4.92 | 0.00% | 79.25 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 12 | 0.67 | 6.67 | 0.00% | 40.50 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 10 | 1.00 | 18.80 | 0.00% | 69.10 |
カテーテル設置術は、継続的に化学療法を行う患者さんに対して皮膚の下にチューブを埋め込み薬剤を投与する目的で行う小さな手術になります。
乳腺外科専門医とともに、乳がんの早期診断と治療も行っています。
患者さんの状態を考えて、開腹手術もしくは腹腔鏡下手術を選択します。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) etc. | 22 | 5.46 | 46.55 | 4.55% | 82.50 | |
K0732 | 関節内骨折観血的手術(手) etc. | - | - | - | - | - | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) etc. | - | - | - | - | - | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) | - | - | - | - | - | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) etc. | - | - | - | - | - |
整形外科の主要な手術は、骨折に対する手術となっています。
高齢者が多い地域であることから、大腿骨などの骨折観血的手術の件数が多くを占めています。
なお、基礎疾患を持つ患者がその治療や管理を必要とする場合、手術後に内科へ転科する例があるため、整形外科手術症例のうち一部が内科症例として集計されています。
集計件数(手術件数)が10件未満のものは、非表示となっています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 16 | 3.19 | 18.69 | 6.25% | 85.31 | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) | - | - | - | - | - | |
K145 | 穿頭脳室ドレナージ術 | - | - | - | - | - | |
K1642 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下) | - | - | - | - | - | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) | - | - | - | - | - |
脳神経外科の主要な手術は、硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術や血腫除去術となっています。穿孔洗浄術は比較的身体に負担をかけずに手術が可能で早期から症状の回復が期待できるため、短期間で治療が完了します。しかし、転倒により血腫となる高齢の方も多く、日常生活動作改善を目的とするリハビリテーションが長くなってしまうために、術後の平均在院日数は長くなっています。
集計件数(手術件数)が10件未満のものは、非表示となっています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 45 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 77.00 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) | - | - | - | - | - |
白内障に対する水晶体再建術を主に行っています。当院では、両眼の同日手術は行っておらず、片眼ずつの手術となるため患者数(件数)が多くなっています。
集計件数(手術件数)が10件未満のものは、非表示となっています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 47 | 1.30 | 3.85 | 0.00% | 76.79 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 24 | 1.63 | 4.08 | 0.00% | 69.33 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 10 | 1.40 | 4.50 | 0.00% | 75.80 | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) | - | - | - | - | - | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | - | - | - | - | - |
膀胱癌及び腎・尿路結石の手術が多くなっています。経尿道的手術とは、尿道から手術用内視鏡を挿入し、病変を切除したり、結石を取り除いたりする内視鏡的手術のことです。病状の進行や患者さんの状態によって手術の方法を判断します。
集計件数(手術件数)が10件未満のものは、非表示となっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | 11 | 0.44% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 16 | 0.64% |
異なる | - | - |
入院契機が「同一」とは入院の時点ですでにその傷病名と診断されて入院となった患者さんを表します。
「敗血症」とは、細菌、ウイルス、真菌が血液中に入って全身に回り、臓器不全など全身症状をともなう病気のことを言います。無治療ではショック、DIC(播種性血管内凝固症候群)、多臓器不全などから死に至る病気であり、早急な診断と治療を必要とします。まず「敗血症」を疑った場合、血液検査や血液中の細菌検査等を早急に行いガイドラインに則った治療を開始します。
高齢者が多く、基礎疾患に多くの病気をお持ちの方が多いため、症例数として多くなっています。
また、手術・術後の合併症については、尿管カテーテル留置に伴う尿路感染症や透析患者さんの透析シャント閉塞などがあります。
集計件数(手術件数)が10件未満のものは、非表示となっています。
医療の質指標
「医療の質可視化プロジェクト」は、当院を含む全国の協力病院が提出した「医療安全」「感染管理」「ケア」に関連した代表的な指標を計測・可視化することで、医療の質向上を目指すものです。
当院の入院患者さんは高齢層が多く、80歳以上が全体の約半数、65歳以上で約7割5分に達しています。
当院が位置する大町市の2020年の総人口にしめる65歳以上の割合(高齢化率)は38.8%と、すでに3割を超えており、全国平均(28.7%)よりも10.1ポイント高い水準です。今後、高齢化率は2045年までに10.6ポイント上昇し、49.4%に達すると予想されており、当院としても高齢化率の上昇は、深刻な状況に変わりありません。