検査項目の解説

健診結果検査項目の解説

検査項目 基準値 検査説明
身体計測 標準体重   身長(m)×身長(m)×22で割り出した体重です。
肥満度   (実体重-標準体重)÷標準体重×100で表します。0が標準で-10%から+15%が標準の範囲です。
BMI 18.5~24.9 BMI(肥満指数)=体重(kg)÷身長(m)²。BMI=22が最も病気になりにくい体型とされています。
腹囲 男性 85㎝未満
女性 90㎝未満
内臓脂肪型肥満を簡単に調べる方法です。男性85㎝以上、女性90㎝以上は内臓脂肪の蓄積が疑われます。
眼科検査 視力 1.0以上 視力の低下は近視、乱視、遠視や眼科の病気を疑います。
眼圧検査 20以下 眼球の弾力性を測定し、緑内障などの有無をみます。
眼底検査 0 眼の網膜の血管の状態を写真にとって、眼底出血、動脈硬化、白内障などをみます。
聴力 1000Hz 30以下 年齢が進んだり、騒音の多い場所で働くことなどにより、高い音が聞こえにくくなったり、全体の聴力が低下するなど影響を受けることがあります。
4000Hz
1000Hz
4000Hz
血圧 収縮期血圧
(最高)
~129 血圧の高い状態が続くと、動脈硬化が進み、心疾患や脳卒中、腎臓病などの危険が高まります。
拡張期血圧
(最低)
~84
血液一般 白血球(WBC) 4.0~9.5 身体の炎症や細菌感染による病気、ストレスなどで上昇し、悪性貧血や骨髄の病気があるときは減少します。
赤血球(RBC) 男性 430~565
女性 375~500
少ない場合は貧血が疑われます。脱水や激しい下痢、嘔吐、やけどなどで高くなります。増えすぎると多血症が疑われます。
血色素(Hb) 男性 13.7~17.3 女性 11.3~15.0 赤血球中の酸素を運ぶたんぱく質の一種で、減少すると貧血が疑われます。増えすぎると多血症が疑われます。
ヘマトクリット 男性 40.0~51.0

女性 34.0~45.3

血液中の赤血球の割合を示すもので、減少すると貧血が疑われます。増えすぎると多血症が疑われます。
MCV

男性 84.0~100.5
女性 82.5~100.0

鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など、貧血の種類がわかります。
MCH 男性 28.0~34.0
女性 27.0~33.6 
MCHC 男性 28.0~35.0
女性 27.0~34.5
血小板数 13.0~37.0 血小板は出血を止める働きをしています。減少すると出血傾向になり、増えすぎると血栓(血の塊)ができやすい状態になります。
血清鉄 男性 80~200
女性 70~180
鉄欠乏性貧血の程度を調べます。
血清 HBs抗原 (-) B型肝炎の感染の有無を調べる検査です。
HBs抗体 (-)
HCV抗体 (-) C型肝炎の感染の有無を調べる検査です。
梅毒(RPR、TPHA) (-) 梅毒検査です。感染を疑う場合は(+)になることがあります。
RA反応 0~15 リウマチ疾患の有無を調べます。
CRP 0.30以下 炎症性の病気がある場合、数値が上昇することがあります。
血沈 1時間値 
2~10  
炎症がある場合に数値が大きくなります。
ASLO 239以下 溶連菌に感染すると数値が上昇します。
肝・胆道系 LDH 120~230 臓器の細胞が破壊されると数値が上昇します。急性肝炎や心筋梗塞などが疑われます。
GOT(AST) ~28 肝臓の細胞に多い酵素です。肝臓の障害が起き、細胞が壊れると酵素が血液中に増えます。
GPT(ALT) ~30
γ-GTP 男性 ~70
女性 ~27
主に肝臓に含まれる酵素で、肝臓病(特にアルコール性肝障害)発見の手がかりになります。
ALP 115~330 肝臓、胆道系や骨の異常があると上昇し、GOT、GPTに異常がない場合は肝臓、胆道以外の病気が疑われます。
総ビリルビン 0.30~1.40 高くなると黄疸の症状が現れます。
ZTT 4.0~12.0 慢性肝疾患で高くなりますが、他の疾患でも高くなる場合もあります。
総蛋白 6.5~8.0 肝障害、ネフローゼ症候群、慢性炎症性疾患にて異常値を示します。
アルブミン 4.0~5.0 栄養状態を調べる検査です。栄養不良、肝疾患で変動します。
A/G比 1.30~2.00 アルブミンとグロブリンの比率です。種々の状態で比率が変動します。
アミラーゼ 25~120 膵臓疾患で高くなります。唾液腺疾患の場合もあります。
脂質 HDLコレステロール 40~119 血管に付着した余分なコレステロールを取り除く働きがあり、値が低いと動脈硬化を促進し、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)を招く危険があります。
LDLコレステロール 60~119 全身の細胞にコレステロールを運びますが、増えすぎると血管に付着し、動脈硬化を引き起こします。
中性脂肪 30~149 増えすぎは脂肪肝や動脈硬化の原因になります。中性脂肪が増えすぎると、HDLコレステロールが減少します。
代謝 空腹時血糖 ~99 血液中のブドウ糖濃度を血糖値といいます。糖尿病や糖代謝異常の有無をみる検査です。
HbA1c    (NGSP) ~5.5 過去1~3ヶ月の血糖の状態を表わし、長期間の血糖コントロールの目安となります。糖尿病の検査として重要です。
尿酸 2.1~7.0 尿酸の産生と排泄の異常を知ることが出来ます。プリン体の多い食品やアルコールの過剰摂取、肥満などで尿酸が増えると痛風が心配されます。尿酸値が高いと腎障害につながる危険性があります。
腎・尿検査 クレアチニン

男性 ~1.05
女性 ~0.80

老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると排泄できなくなり、血液中に増加します。
e‐GFR 60以上 腎臓の働きを示す数値です。値が低いほど腎臓の働きがよくないことを表わします。
(糸球体ろ過量)
尿沈査 4以下 尿を遠心分離器にかけ、腎臓、尿路、膀胱等の尿路系の炎症や感染、結石などの異常の有無を検査します。
(赤血球/白血球測定値)
尿蛋白 (-) 慢性腎炎、ネフローゼ、糖尿病性腎炎などで(+)となります。
尿糖 (-) (+)の場合には糖尿病が疑われます。
尿潜血 (-) 腎臓、尿路系の疾患(結石、炎症、腫瘍など)の発見に役立ちます。